隙間の中で

自分の時間感覚の中でどれだけ時が流れたろうか。

1年か2年か分からない。

しかし、その悠久の時の中の狭間で、雷鳴が轟くがごとく一瞬の光が現れ、深遠な何かをこの世界にもたらそうと企む。

その欲求を甘んじて受け入れようか悩む間もなく、前へ突き動かそうと荒波が押し寄せる。